4月から何かを始めたい・・・と思っている人は多いと思う。 私が永年やっている合気道をお勧めする理由について書いてみる。
1.合気道と他の武道の違いについて (1)試合がない 一般によく知られている武道としては、剣道、空手、柔道がある。 どこが違うかというと、スポーツとしてやっている剣道、空手、柔道には試合があるが、合気道には試合がない、ということだ。
例外的に、試合をする合気道もいくつかある。(富木流合気道富木合気道とは | 特定非営利活動法人 日本合気道協会 (aikido-kyokai.com)、など) これは元々柔道家だった富木謙治氏が合気道に乱取りをとり入れたもので、現在も富木師範の母校である早稲田大学等幾つかの大学で行われているが、競技人口はそれほど多くない。
(2)男女年齢に関係なく出来る。 どこの合気道道場に行っても、異なる年齢の男女が、和気藹々の雰囲気の中で楽しく稽古をしている。
他の武道は、男女別になったり、体重別になっている。 競技者は中学、高校、大学、社会人・・・等の区別があることが多い。 これは、本来からすると<武道>というより<スポーツ>と認識されているからだ。
(3)稽古年数(修行年数)が長くなるほど上達する。 無論間違った方法で稽古していなければの話だが。 合気道は、足の先ー腰ー上半身ー腕といった身体の各部をつないで一体として動く体を作り、それは気に合わせて動くので、筋力の衰えとは関係なく使える。 他の武道は筋力や瞬発力に頼るため、20歳から30歳前後が一番強くなるが、その後は筋力が衰えていくのに比例して使えなくなる。
武道としての<強さ>を期待する人には、開祖以外に<塩田剛三先生>は身長154㎝、体重46㎏という小柄な体格で達人と言われた強さを晩年まで維持した例がある。(2) 塩田剛三 世界を震撼させた合気道の神様 Shioda Gozo – YouTube その他にも数多くの達人といわれる方がいる。
2.合気道の魅力について (1)楽しい。 合気道は、ある程度体が出来ると相手との闘いというのではなく、相手との協力関係の上で成り立っていく。わかりやすくいうと社交ダンスのような感覚に近い。 相手と<力をぶつけ合う>のではなく、相手の<力の方向性に合わせて、誘導する>といった動きになるので、力の強弱が問題になることはない。
他の武道は、自分と相手の力関係で優劣が決まるので、体力が劣ってくると当然勝てなくなる。 大体30歳前後で辞めることになる。
(2)健康に良い 全身に気を巡らせ、一部分だけに力を入れるとことはないので、ストレスを解消してくれ、 同時に体の血行をよくしてくれる。 海外では<Moving ZEN (動禅)>と言われている。
他の武道は、足を踏ん張り、投げたり、蹴ったりするので、その部分の筋力だけに負担をかけがちになる。 また相手との筋力較べになるので、それ自体がストレスを感じることになる。
(3)道場の雰囲気が良い 人により力量の差はあるが、試合がないので、強い者が<偉そうにする>こともなく、道場内がギスギスした雰囲気がない。 上手い人が下手な人に教えてあげるという<協力関係>があるので、全体として暖かな雰囲気となっている。
(4)武道として役に立つ 武道として役に立つか疑問に思われがちだが、キチンと稽古をすればとても有効。 <体捌き>と<当て身>で十分対応できると説明されている。 (2) 超偉人伝説 神様と呼ばれた男 合気道塩田剛三伝(1/2) (English Captions) – YouTube (2) 塩田剛三/合気道養神館 – YouTube
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