合気道の達人に合気道を教わってみた

合気道

格闘家の朝倉未来氏が合気道の達人と言われた塩田剛三の孫の塩田将大氏に合気道を教えてもらうという企画。                                                          再生回数が350万回を超えているのだからかなりみられているのだろう。                                                      内容は塩田氏がいくつかの合気道の技を朝倉氏やその友人たちに掛けてみるというもの。

塩田氏が合気道の<入り身投げ>を「優しい手をもって崩す」といって、しっかりと立っている朝倉氏の胸から上を抑えるように押してみせる・・・が、朝倉氏は崩れない。              他の人に同じように技をかけても簡単に崩れない。                            塩田氏はなんとか倒そうとして余計に力が入る。

次に合気道の<二教>という技をかけているとき「相手を痛めているのではない」と言っているが、相手は「痛い、痛い」といって倒れた。

合気道の<三教>の技や<小手返し>をやっても相手は「痛い、痛い」といって転がった。

これが合気道の達人の技なのだろうか。

YOU TUBEのキャッチコピーとして「達人」という言葉を使っているのだろうが、塩田氏は120人いる会員に教えているというのは、ちょっと驚きだ。

どこがおかしいのか。

「優しい手をもって」とか「痛めているのではない」と言う言葉はおそらくおじいさんの塩田剛三氏の言葉なのだろう。                                          塩田将大氏も塩田剛三氏の形をマネしているのだろうけれど。                     しかし、残念ながら上半身や腕に力が入り、相手の手首を強引に捩じっている。

塩田剛三氏の映像はたくさんYOUTUBEに出ているが、(塩田剛三 最後の指導 vol.1 合気道養神館黒帯研修会の記録 SPD-8221 – YouTube)そこでは手は相手の手に軽く乗せているくらいで、なかには全く手を使わずに相手を崩している。当然相手は痛がっておらず、膝から崩れている。

どこかに力が入っているのではなく、足の裏から腰、背中を通った一本の線が接触点を通って相手に働きかけているという構図だ。                                        どちらかと言うと足の内側の線を腰を使ってコントロールしているように見える。

塩田剛三氏はそれを中心力と言っている。                                            それは体の内部の動きなので外からは見えづらい。                           見るとしたら足から腰、そして背中から肩にかけて通っている線を注視するべきだろう。

少なくとも、下半身が棒立ちで肩や腕に力の入っている塩田将大氏とは全く違うのがわかる。

塩田将大氏は「優しい手」とか「痛めない」とか言っているが、正確には「緊張していない手」とか「力を入れていない手」と言った方が正確だと思う。

塩田将大氏は自分から相手に「技をかけにいっている」が塩田剛三氏は相手に「持たせて」技をかけているのではないか。だから将大氏は上半身が前のめりになっているのに対し、剛三氏はまっすぐに立っている。だから自分の中心線で相手をコントロール出来るのだろう。

結局のところ将大氏は合気道の技を部分的に切り取って相手に当てはめているという点でおかしい。                      「二教はこういうやり方です」というように型にこだわり、相手にその型を当て嵌めて倒そうとしている。

合気道開祖は弟子たちに「わしを真似しろ」といい、「技は忘れろ」と同時にいっている。          これは「型をつくるな」という事で、「わしを真似しろ」というのは「合気」を修得しろと言っているように思える。

コメント

タイトルとURLをコピーしました