会社を定年で辞めると60歳か65歳になる。 まだまだ体は丈夫と思っていると、急速に衰え、気がついたときには「こんなはずではなかった」と思う様になる。 通常そこからスポーツや運動を始めるのだが、一般的には<ラジオ体操>、<ウォーキング>とか<ヨガ>や<太極拳>といったとこだが、続かない。
そこでどうするかだ。
私のお勧めの運動は「合気道」だ。
【合気道がいい理由】
1.体の使い方が進化し、上達していくのがわかる。 道場で上級者を見ると、柔らかく動いているけれど、武術的に強く、自分の努力の方向が見える。 具体的にいうと、肩の力が抜け、臍下丹田からの<気>の動きで相手に対処できるようになるのがわかってくる。 力に頼ると若く筋力の優れた者が強いが、合気道は筋力とは関係ないので年配者でも上達していく。
2.呼吸に合わせてゆったりと動くので、新陳代謝を促進させ気持ちが良い。 慣れてくると体の力の抜き方がわかり、肩や他の部位の緊張がとれ、稽古が終わったときにはスッキリした充実感が得られる。 ゆったりした呼吸は、興奮するのではなく、穏やかな心持ちを醸成する。
3.円の動きなので相手とぶつからずストレスがない。 相手の力をそらす円の動きなので、力比べにならないので、優劣もない。 ある程度修練を積むと、相手と一体の境地になれる。
4.二人で組んでやるので、相手との<身体的なコミュニケーション>がはかれて楽しい。 ダンスのように相手の意志を感じながら動ける。
5.相手と触れて動くので、手を通して<気>の交流が出来、自分の体の中を活性化出来る。 <太極拳>や<ヨガ>では相手に触れていないので、<気>の交流が出来ない。
6.心と身体の一体となり心身が充実してくる 合気道は、相手と闘うのではなく、自分の心と身体を一致させる為の練習なので、心が落ち着いてくる。時には<動禅=moving ZEN>と言われている。
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