一人暮らしになったおじさんと二匹の猫の日々

昭和の男

妻が入院したので一人で猫の相手をしながら毎日をおくっている。                                         シルバータビーのアメリカンショートヘアーの4歳のオスとメス。                                                                           二匹の猫は妻の希望。                                       僕は小さい頃から犬を飼っていたので犬を飼いたかったが妻に押し切られた。                          メスは大人しいが、オスは暴れん坊というか自己主張が強い。                                                         

アメリカンショートヘアー

                                                                                      1.朝まずやらねばならないことは猫の餌やり。                                 朝ゆっくりと寝ていると猫が起こしに来る。                                                                                                    無視していると、ワザワザ僕の胸の上を歩いてきて、僕の顔に鼻をくっつけるのだ。                     冷たくて気持ちが悪いのですぐに目が覚める。 

                                               それをやるのは決まってオス。                                              起こされて、「ご飯か」と聞くとと「ニャー」と鳴いて布団から飛び降りる。                         そして僕が布団から出るのをじっと見ている。                                       布団から出て、階段を降りていくと、一緒について階段をおりる。                                                             

やっと自分たちのご飯を出してくれるのだと思ったのだろう。

いつもは妻が猫に餌をあげていたのだが、妻がいないので僕にすり寄ってきた。                                                 確かに、いつもは妻の布団の横で一緒に寝ていて、朝一緒に起きて一階に行く。                     そして、妻に「朝ご飯の用意が出来た」といって起こされて一階に降りていくと、猫たちはすっかり朝食を終えキャットタワーでくつろいでいるのだ。

2.猫に餌をあげて、やっと僕の朝ご飯                                              とりあえず、妻が買っておいた餌をあげたら静かに食べていた。 

                                                       といっても突然降って湧いた独り身。                                          料理なんかしたことはない。                                                   出来るのは卵焼きくらい。                                                 結局、朝食は卵焼きと昨晩スーパーで買ってきた野菜とハムとパン。                              そしてミルクと紅茶を温めて飲んだ。                                                                             

3.朝食を作ってテーブルにつくと、目の前に隣の家の窓が見えた。                                            その窓の奥から隣家のおばさんが覗いている。

隣家のおばさん

と思っていたら、いきなり「シャッ」と音をたててカーテンが引かれ見えなくなった。                       気分が悪くなり、せっかくの朝食もまずくなった。 

                                                    いつもはテーブルの向かいに妻が座っていて、おしゃべりをしながら食べていたので、隣家は気にならなかった。                                                            向こうからも妻の後頭部しか見えなかったのだろう。                              いや、もしかしたら妻の頭越しに我が家を覗いていたのかもしれない。  

                                                                   対抗上我が家の窓のカーテンもひいた。                                                                                                                     しかし、音をたてないようにそっと閉じた。                                                               

4.やっと落ち着いて朝食をとろうと、テーブルに目をやると、                  いつのまにか、二匹の猫が僕のハムと卵焼きに食らいついていた。  

                                                       「は~」                                                    思わず、ため息が出た。                                                  

                                                        猫たちをテーブルからおろし、彼らの食器に僕のハムと卵をいれてやった。                           今更卵焼きを作る気持ちも失せたので、牛乳とパンと野菜だけの朝ご飯になった。 

5.朝食を済ませると、猫が庭に出たがるのでガラス戸を開けたらすぐに庭に飛び出した。                                                                                  そして猫のために植えていた<猫草>に齧りついた。

それが終わると、<野生の血>が騒ぐのか、自分の縄張りを主張しているのだろうか、狭い庭をウロチョロと歩き回り、庭に植えてある梅の木や紫陽花の枝に体をこすりつける。                                                                                                                                                                                                                                          時々何かをみつけて飛びつくこともある。                                                                                                                                                                                                                            これまで捕まえたのは、トカゲ、ヤモリ、セミ、バッタといった小動物や昆虫類。   

セミを捕まえ

一度カマキリを捕まえようとして、鼻をかじられたことがある。

庭のアルミフェンスは猫用に高くしてあるが、時々それを乗り越えようとするので目を離せない。                                                            

猫の習性なのだろうか、隣の家を他の猫が走っているのをみつけ追いかけて出て行ったことがある。                                        そのときは、暫く家内と一緒に近所中を猫の名前を呼びながら探し回った。                                                   一時間くらいしたときに、隣家のクーラーの下から鳴いていたので、塀を乗り越え黙って入って連れてきたことがある。                                                                                                          それ以降も3度脱走されたので、アルミフェンスを高くしたのだが、それでも何とか登ろうとするので安心出来ない。                                                                                                                                                                                         

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